物語の最小単位はなんだろう?
ひとことの言葉?
一枚の写真?
ロラン・バルトによれば、「文学」ができるまで「文体」、
つまり文字表記の言葉使いに差異はなかった。
あるいは、「文体」の成立が「文学」の成立であった。
いま、わたしたちの周りには様々な「文体」があふれている。
一方で、話し言葉の差異は徐々に無くなってきているように思う。
方言にしても、男女も、年齢差も。
使う単語はされぞれで大きく違うが、話し言葉に差があることは、そうない。
だれもが気軽に文字を発信できるようになって久しい昨今、「文体」は本当に多様な個性を表現している。
ならばわたしたちは、その口でどう語るべきか、すこし考えてみて頂きたい。
そして、あなたの記憶の奥の物語に触れるすべてが物語の最小単位であることを。



